格ゲーをキーボードでプレーする
格ゲーをプレーするにあたって、キーボードの操作に明確な利点があります。
ストリートファイターIV など PC & キーボード操作がサポートされたゲームが広くプレーされると、多くのプレーヤーがキーボード操作の利点に気がついたそうです。
最も顕著な点は、以下の点と言われています。
- 正確さ
- 方向入力するのにそれぞれの方向の方向ボタンを入力しなればいけないため、正確な入力が可能。というより、正確な入力が強いられる。 例えば、レバーにありがちな上方向への誤入力がほとんど起こらない。
- 速さ
- 方向の切り替えにニュートラルを介さないので、鋭い方向転換入力が可能。 例えば、キーボードでは右と左はそれぞれ独立に押せるようになっているため、方向の切り替えが速い。 レバーの場合、は必ずニュートラルを介すため僅かに遅れる。
この利点は、例えば、ストリートファイターシリーズのガイルなどで有利です。 サマーソルトやソニックブームなどで、溜め操作から発動に至る時間を節約できますし、 逆に溜め動作に素早く戻ることができるため、次回の技の発動までの時間を短かくすることができます。
レバーレスコントローラーでは、方向キーを独立したスイッチに割り当てることで、キーボードと同様の利点を得ることができます。
Hitbox
そんな時折、2010年代前半、北米のベンチャー企業がレバーレスのアーケードコントローラを披露、直後評判になり、販売を開始します。
それが、今はレバーレスコントローラの代名詞となっている、Hitbox Arcadeの「Hitbox」です。
Hitbox ArcadeのホームページにあるYoutube Videoによると、2010年の段階で既に現在の形のHitboxが誕生しているようですね。
Hitbox はキーボードと同様の正確な操作性に加えて、左右同時、上下同時押しの挙動に工夫がしてあって、色々面白いことができます。
- 左右同時押し - ニュートラル(左右両方向ともオフ)
- 上下同時押し - 上方向優先
いったいどんな面白い事ができるのか、解説しているサイトは沢山ありますが・・・本家と TnT さんの Note が非常に詳しいです。
特に昇竜拳コマンドは、成立する条件が →↓↘P よりも実はかなり緩く色んな方法で入力できるため、同時押し挙動を使った入力方法はもはやカオスの域です。
私が作ったコントローラは、コントローラユニットの同時押し入力のデフォルト挙動がいまいちで、これらの挙動を楽しめていないんですよね。
そんなところを解説した記事を書きはじめました。ここにまとめています。
今は同時押し挙動の制御回路を作ろうとしています。
時間があるといいなあ・・・。